公開日 2020-12-17
最終更新日 2022-09-07
ムッヒョです。
今回は、投資に詳しくない方でも一度は聞いたことがあるであろう、「投資信託」について解説していきます。
この記事は自身の備忘録も兼ねていますが、
- 投資信託って名前は聞いたことがあるけど、詳しいことはよく知らない
- 投資はしているけど、実は投資信託についてしっかりと理解しているわけではない
そんな方に向けた記事になっています。
今回の記事を読むことで、投資信託の概要を理解することが出来ます。
是非ご覧ください。
投資信託って?
投資信託とは、簡単に言えば金融商品(株式、債券、コモディティなど)の詰め合わせパックです。
自身に代わり運用担当者に金融商品を選定してもらい、それらをセットで購入するイメージをしてもらえれば分かりやすいと思います。
投資信託は、運用担当者の投資手法によって「アクティブファンド」と「インデックスファンド」の2つに分類することが出来ます。
アクティブファンドとは、独自の銘柄選択や資産配分をすることで、ベンチマーク(目標)とする指数(日経平均やTOPIX、S&P500など)を上回るリターンを目指した運用を行うファンドのことです。
一方インデックスファンドとは、ベンチマークとする指数と同じような値動き・リターンを目指した運用を行うファンドのことです。
例えば、Aという指数が年利2.5%のリターンを出すとき、Aをベンチマークとしたアクティブファンドは、2.5%を超えるリターンを目指した詰め合わせパックを作成・運用し、Aをベンチマークとしたインデックスファンドは、2.5%のリターンを目指した詰め合わせパックを作成・運用します。
投資信託のメリット
投資信託のメリットとして、主に以下の点が挙げられます。
- 少額から分散投資が出来る
- 自身に代わりプロ(運用担当者)が運用してくれる
少額から分散投資が出来る
資産運用の世界では、「資産の分散」が重要であると言われています。
特定の資産に資金を集中させてしまうと、保有財産が特定の資産の値動きに大きく左右され、非常にリスクが高くなってしまうからです。
資産の分散の対象としては、現預金、株式、債券、不動産、コモディティ(金などの現物資産のこと)、最近ではビットコインなどの暗号資産などが挙げられます。
この資産の分散という考え方は、株式投資においても同様のことが言えます。
株式投資をする上でも、特定の銘柄に資金を集中させる行為は、資産がその銘柄の値動きに大きく左右されてしまうため、非常にリスクの高い行為となるからです。
そこで、投資先の銘柄を分散させることが重要になってきます。
ただ、日本の株式投資においては単元株数というものが分散投資の足枷となります。
単元株数とは株式を売買する上での最低単位のことであり、日本では100株が単元株数となっています。(投資大国アメリカでは、単元株数が1株となっています)
例えば、1株1000円の日本の株式銘柄であれば、購入する上で最低でも10万円(1000円×100株)必要になります。
これにより、投資先の銘柄を分散させようとすると、少なくない資金が必要になってしまうのです。
しかし、投資信託を利用することで、株式銘柄詰め合わせパックを少額から購入することが出来るので、手軽に分散投資を行うことが可能になります。
自身に代わりプロ(運用担当者)が運用してくれる
株式投資は預金と異なり、元本保証がありません。
それはつまり、上手な運用をすれば保有財産を増やすことが出来る一方で、下手な運用をすれば保有財産の一部を失う恐れがあるということです。
しかし、現代日本では投資に関する知識を学校で教えてはくれないので、多くの日本人は投資知識を持ち合わせおらず、完全な投資初心者が多く存在します。
そして、完全な投資初心者が上手な運用を行うことは、容易なことではありません。
投資信託ならば、自分に代わってプロに運用を行ってもらうことが可能になります。
投資信託の注意点
投資信託の主な注意点として、以下の点が挙げられます。
- 手数料がかかる
- 必ずしもプラスの運用成績になるとは限らない
手数料がかかる
当たり前ですが、他人に何かをやってもらうことで手数料が発生します。
これは投資信託でも同様です。
投資信託では主に、
- 販売手数料
- 信託報酬
の名目で費用が発生します。

販売手数料とは投資信託の購入時にかかる費用で、投資信託を販売している販売会社(銀行・証券会社など)に対して支払われます。
信託報酬とは投資信託の保有時にかかる費用で、投資信託を運用している運用会社、投資信託を管理・保管している信託銀行、投資信託を販売している販売会社に支払われます。
ファンドごとにこの2つの費用を比較することが、投資信託という金融商品を選択する上では非常に重要になってきます。
基本的にこれらの手数料は、銀行や証券会社の窓口では高くなり、ネット証券では低くなる傾向にあります。
ですので、もしあなたが投資信託を購入したいと思ったならば、ネット証券にて販売している投資信託の中から選択することをオススメします。
ちなみにこの傾向は、ネット証券の方が人件費・店舗の家賃などの固定費が安く済むことに起因しています。
必ずしもプラスの運用成績になるとは限らない
投資信託はプロが運用するとはいえ、プロが毎年必ず上手な運用を出来るわけではありません。
株式相場の動向によっては、プロであっても運用成績がマイナスになることもあります。
つまり、元本割れのリスクが存在するということです。
ただ、これは投資信託に限らず投資全体に共通するリスクなので、あまり気にしすぎない方が良いかもしれません。
アクティブファンドとインデックスファンドはどっちが良い?
アクティブファンドとインデックスファンドの説明は上述の通りですが、もう一つ特筆すべき点があります。
それは、アクティブファンドはインデックスファンドに比べて手数料(主に信託報酬)が高く設定されているという点です。
決まった銘柄を購入して後は放置すれば良いインデックスファンドに比べて、運用担当者が銘柄を選定し、相場によっては銘柄の入れ替えを行うアクティブファンドの方が手間がかかるからです。
細かい説明は省きますが、結論から言うとアクティブファンドよりもインデックスファンドのほうがリターンが良いことが証明されています。
簡単に言うと、アクティブファンドは短期的には高いリターンを出すことが出来ても、長期的に継続して高いリターンを出すことはどんなに優秀な運用担当者でも極めて困難なのです。
より詳しい話は、「ウォール街のランダムウォーカー」などを読んでいただければ知ることが出来ます。
インデックス投資に関して詳細に綴られている本の中では、世界で最も有名な本です。
まとめ
今回は投資信託について簡単にまとめました。
投資信託は、投資初心者の選択肢の一つになり得そうですね。
ただ、投資信託を購入するにしろしないにしろ、最低限は投資知識をつけたほうが良いでしょう。
自信の備忘録も兼ねて、今後もこの「投資の基礎知識」シリーズを続けていくつもりなので、よければ一緒に学んでいきましょう。
共にこの資本主義社会を生き抜いていきましょう!
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