公開日 2020-11-17
最終更新日 2021-04-06
ムッヒョです。
今回は、オリックス・東京センチュリー・三菱UFJリース・芙蓉総合リース・リコーリース・みずほリースの銘柄比較をしていきます。
リース企業は増配株が多いので、長期保有にオススメです。
気に入った銘柄があれば、是非保有してみてください。
今回の記事を読むことで、どの銘柄が購入・長期保有に向いているかがわかります。
ぜひご覧ください。
株価チャート比較






東京センチュリーと芙蓉総合リースのチャートが最も綺麗な形をしています。
株価自体は、全企業が10年前と比較して高値に推移しています。
売上高の比較

※オリックス・三菱UFJリースは、2021.3期の売上高予想を発表していないので、グラフに反映されていません。
やはり規模はオリックスが頭一つ分突き抜けていますね。
ただ、同社の売上高が年々下がっているのが気がかりですね。
同社以外の企業は、コロナショックを除いて、売上高が上昇しています。
リース業界全体としては、市場は縮小している傾向にありますが、企業間の再編等により、現在存続している企業は今後も存続することが推測されます。
純利益の比較

※オリックスは2021.3期の純利益の予想を発表していないので、グラフに反映されていません。
やはりオリックスが頭一つ分突き抜けています。
純利益は全企業が安定しています。
営業利益率の比較

※オリックス・三菱UFJリースは、2021.3期の売上高予想を発表していないので、グラフに反映されていません。
営業利益率は、第一位にオリックス、次いで三菱UFJリースが他社に比べて高い水準にあります。
ただ、オリックスに関してはリース以外にも事業を展開しているので、一様に比較してはいけないですね。
そう考えると、リース企業の中では三菱UFJリースが最も経営上手なのかもしれません。
配当性向(PLベース)比較

配当性向は全企業が安定しており、配当性向40%以下を推移しています。(オリックスは2021.3期に限り配当性向50%を目安に配当を出しますが、これは特例なので気にしなくても良いです。)
リース企業は配当性向が低い傾向にあるので、今後の増配が期待でき、長期保有に向いている銘柄群だと思います。
本来は、PLベースの配当性向よりもCFベースの配当性向に注目した方が、正しい配当安全性を知ることが出来ます。
しかし、銀行やリースなどの金融業に限り、CFベースの配当性向はあまりあてになりません。
というのも、金融業は、金銭を貸し出して収益を稼ぎ出すという特殊な業態だからです。
そこで、金融業に限りPLベースの配当性向に注目します。
利益剰余金の比較

オリックス以外の企業は増加傾向にあります。
オリックスは減少しています。
利益剰余金とは、簡単にいえば内部留保のことです。
勘違いされがちですが、利益剰余金はすべてが現金で保有されているものではないので、本来であれば現金等同等物を見たほうが良いです。
ただし、金融業に限っては、上述の配当性向と同様の理由で、利益剰余金に注目したほうが良いです。
一株あたり配当金の比較

全企業しっかりと増配しています。
2021.3期も、コロナの影響を受けながらも減配している企業は一社もありません。(芙蓉総合リースは現時点で予想を発表していませんが、減配の可能性は少ないと思われます。)
中でも三菱UFJリースは、22期連続増配という上場企業の「連続増配ランキング」で3位にランクインする記録を持っています。
株主優待
三菱UFJリース以外の企業が、株主優待制度を実施しています。
株主優待には税金がかからないので、上手に活用していきたいですね。
どの会社も魅力的な株主優待制度ですので、詳しくは下部から個別の記事をご覧ください。
配当利回り比較

三菱UFJリース・オリックスの配当利回りが高いですね。
最近の株価上昇により、配当利回りは低くなってしまいましたが、それでもなお三菱UFJリースは5%を超えています。
インカムゲイン(配当金)目的の長期投資と、高配当・増配株投資は相性が非常に良く、再現性も高いのでおすすめです。
個人的意見
今回、リース企業6社を比較させていただきました。
正直なところ、資金力があるのならば、今回取り上げた全企業の株式を、株主優待を受け取ることが出来る最低単元株(100株)ずつ保有することをオススメします。
そうすることで、企業レベルでの業績低下リスクを避けることが出来るからです。
しかし、もしこの中から銘柄を厳選するのであれば、業績、配当方針、利益剰余金など、様々な経営指標の観点から比較した結果、
私個人としては、「オリックス」「三菱UFJリース」をおすすめします。
両者ともに企業規模が大きいこと、なによりも株主還元に熱心な姿勢が評価が高いです。
とはいえ、これはあくまで私個人の意見です。
実際に株式を購入する際は、自身でしっかり考えた上で購入しましょう。
今回の比較対象とした銘柄の個別の記事では、各社の配当方針・株主優待の紹介や、より詳しく10年分のデータのグラフ化をしています。
より詳しく知りたい方、興味のある方は個別の記事もぜひご覧ください。
これからの時代は資産運用も重要になっていくでしょう。このブログが皆様の株式投資の手助けになれば幸いです。
共にこの資本主義社会を生き抜いていきましょう!
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