公開日 2020-11-04
最終更新日 2021-04-05
ムッヒョです。
今回は、メガバンク3行の銘柄比較をしていきます。
3行ともに高配当株として有名な銘柄です。
今回の記事を読むことで、どの銘柄が購入・長期保有に向いているかがわかります。
ぜひご覧ください。
株価チャート比較



3行ともに類似したチャートの形をしており、ここ数年は下落トレンドを形成しています。
3行ともに現在の株価は10年前と同じくらいの株価水準となっています。
収益の比較

3行ともに収益は右肩上がりに上昇しています。
やはり3行の中でも、三菱UFJFG・三井住友FGは規模が大きいです。
みずほFGは他の2行と比較すると少し収益が少ない点がネックですね。
銀行は将来性が不安視されていますが、メガバンクに関してはしばらくの間は問題ないと思われます。
2020年に三井住友FGの収益が減少していますが、あまり気にする必要はありません。
詳しいことは個別の記事に記述してあるので、興味のある方は下部から以前の記事をご覧ください。
純利益の比較

純利益の推移をみると、三井住友FGが安定して推移しています。
2019年にはみずほFG、2020年には三菱UFJFGの純利益が大きく落ち込んでいます。
しかしこれは、収益性が悪化したことが原因というわけではないので、あまり悲観的になる必要は無いと考えます。
詳しいことは個別の記事に記述してあるので、興味のある方は下部から以前の記事をご覧ください。
経常利益率の比較

経常利益率は、3行全てが15%以上を推移しています。
直近の2020.3期は、三井住友FGが20%以上を維持しており、3行の中で最も高い水準です。
やはり金融業は利益率が高いですね。
配当性向(PLベース)比較

基本的には、3行とも配当性向40%以下を推移しています。
2019年のみずほFG、2020年の三菱UFJFGの配当性向が大きく変動しているのは、同年の2行の純利益が大きく下落したことが原因です。
しかし、上述したとおり、収益性が悪化したわけではないので、あまり気にする必要は無いと考えます。
本来は、PLベースの配当性向よりもCFベースの配当性向に注目した方が、正しい配当安全性を知ることが出来ます。
しかし、銀行やリースなどの金融業に限り、CFベースの配当性向はあまりあてになりません。
というのも、金融業は、金銭を利用して収益を稼ぎ出すという特殊な業態だからです。
そこで、金融業に限りPLベースの配当性向に注目します。
利益剰余金の比較

3行ともに、利益剰余金は右肩上がりに上昇しています。
中でも、三菱UFJFGは10兆円を超える莫大な剰余金を保有しています。
利益剰余金とは、簡単にいえば内部留保のことです。勘違いされがちですが、利益剰余金はすべてが現金で保有されているものではないので、本来であれば現金等同等物を見たほうが良いです。ただし、銀行業に限っては、上述の配当性向と同様の理由で、利益剰余金に注目したほうが良いです。
一株あたり配当金の比較

三菱UFJFG、三井住友FGは配当金を増配しています。
みずほFGは配当を維持しています。
配当利回り比較

配当利回りは、3行ともに5%を上回っています。
中でも、三井住友FGに関しては6%を超えています。
インカムゲイン(配当金)目的の長期投資と、高配当株投資は相性が非常に良く、再現性も高いのでおすすめです。
個人的意見
今回、メガバンク3行を比較させていただきました。
業績、配当方針、利益剰余金など、様々な経営指標の観点から比較した結果、
私個人としては、「三菱UFJFG」「三井住友FG」をおすすめします。
残念ながらみずほFGは、他2行の下位互換感が否めない結果となってしまいました。
とはいえ、これはあくまで私個人の意見です。
実際に株式を購入する際は、自身でしっかり考えた上で購入しましょう。
今回の比較対象とした銘柄の個別の記事では、各社の配当方針・株主優待の紹介や、より詳しく10年分のデータのグラフ化をしています。
より詳しく知りたい方、興味のある方は個別の記事もぜひご覧ください。
これからの時代は資産運用も重要になっていくでしょう。このブログが皆様の株式投資の手助けになれば幸いです。
共にこの資本主義社会を生き抜いていきましょう!
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