公開日 2021-03-12
最終更新日 2022-07-20
何してる企業?
積水ハウス(1928)は言わずと知れたハウスメーカーです。国内ハウスメーカーの中で、大和ハウスに次ぐ第2位の売上規模を誇っています。国内の年間着工棟数に関しては、大和ハウスを抜いて第1位に君臨しています。
日本国内のイメージが強い同社ですが、海外でも事業展開をしており、売上・利益の2割前後を海外事業が占めています。

国内の人口が減少していく以上、今後の海外市場の展開には要注目です。
分析スタート
基礎データ(2022/3/30時点)
- 時価総額 1兆6800億円
- 株価 2,438円
- PER 10.41倍
- PBR 1.12倍
- 自己資本比率 52.6%
- 配当利回り(予) 3.86%
- 優待利回り(予) 0.12% (3,000円換算)
- 総合利回り(予) 3.98%
基礎データはざっくりこんな感じです。もう少し詳しく掘り下げていきます。
業績
一株あたり利益(EPS)

EPSは7年前と比較して30%程度上昇しています。コロナショックも乗り越えて業績は安定しており、2023年の予想EPSは過去最高を予想しています。

みんな家にお金かけてるのね。
営業・投資・フリーCF

CFはあまり安定していませんが、これは収益構造上仕方のないことなので、そこまで気にしないでも良いです。

在庫を抱えるタイプの不動産企業はどうしてもCFが安定しないんですよね。
営業利益率・CFマージン

利益率・CFマージンは可もなく不可もなくといったところです。利益率は漸減傾向にありますが、2022年に跳ねているので今後に期待、といったところでしょうか。

こんなもんです。
財務
自己資本比率・有利子負債比率

不動産銘柄にしては保守的な財務基盤をしています。

悪くないです。
現金及び現金同等物

特に言うことはないです。

なし。
株主還元
還元姿勢
中期的な平均配当性向40%以上 継続的な配当成長を目指す 機動的な自己株式取得で株主価値向上を図る 財務健全性、成長投資とのバランスやROEの水準、市場環境や投資家との対話を踏まえ、機動的に還元策を決定する 2020年度に創立60周年記念配5円を実施 以降も継続的な増配を目指す
同社中期経営計画 より引用
「継続的な増配を目指す」の文言があります。これは期待したいです。

2022年の配当も当初予定より増配しているため、実は株主還元に積極的なのかもしれません。
配当・配当性向

増配率はそれほど高くはないものの、しっかり増配を続けています。配当性向にも余裕があるので、これからも期待が出来そうです。

長期で保有したい銘柄ですね。
株主優待

1000株以上保有している株主に対して、魚沼産コシヒカリ5kgを贈呈しています。

一般的な個人投資家には縁が無さそう。
まとめ
同社は不動産セクターの中では、業績安定かつ高配当な銘柄だと言えます。株主還元に積極的な姿勢も伺えるため、長期保有に向いていると言えるでしょう。
今後については、日本国内の市場は縮小していくことが目に見えているため、海外市場の展開具合を注視していきたいです。

個人的には嫌いではない銘柄です。
↓高配当な不動産関係銘柄に関する記事(サムティは記事が古いのでそのうちリライト予定)
↑(投稿情報などをつぶやきます)
※投資は自己責任でお願いします。当ブログは利益を保証するものではございません。
コメント