マネーリテラシーを高めるには欲求・欲望の最適化が肝要。【欲求を抑えるには】

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マネーリテラシーを高めるためには避けて通れない「支出の最適化」ですが、これを行うためには欲求・欲望に優先順位をつけ、ある程度コントロールし、最適化することが必要不可欠となります。



そもそも欲求・欲望は如何にして発生するのか?

少し科学的な話になりますが、欲望とその動機はドーパミンという神経科学物質によって生じます。ドーパミンは脳の報酬回路を刺激し、渇望や快楽を体験させます。この体験により内生的なアヘン類、つまるところ脳内麻薬が生成されます。そうして体験・脳内麻薬に魅せられ、やめられなくなった状態を「中毒」と呼ぶわけです。

よりシンプルに言い換えるのであれば、ドーパミンは「欲しがる」こと、アヘン類は「気に入る」ことです。

基本的にドーパミン・アヘン類は生物が種の繁栄にプラスに働く欲求を満たすための行動を取るときに放出されます。

これは食欲・性欲・睡眠欲の3大欲求をイメージするとわかりやすいでしょう。どの欲求も生物個体、ひいては生物種の存続・繁栄に必須ですが、これらの欲求を満たすことで快楽が生じます。

特定の欲求を満たすために行動する際のドーパミン・アヘン類の分泌量が多ければ、再びその欲求を満たすことを渇望するようになりますし、逆に分泌量が少なければ、その欲求を満たすことへの興味が薄れます。

ドーパミン・アヘン類の多寡はあらゆる体験に対する個人的な潜在的価値を決めるバロメーターであり、本人が重視するものを教えてくれるわけです。

ここで間違えないでほしいのは、ドーパミン・内生的アヘン類の放出は決して悪いことではないことです。

これらの過度の放出状態は中毒ですが、適度な放出状態であればそれは生きとし生けるものとして自然なことだからです。

過度の欲求を抑えるには?

それでは過度の欲求(より細かく言えばドーパミン・アヘン類の過分な放出)を抑えるには何をすれば良いのでしょうか?

私が今回この記事を書くにあたり参考にした書籍では、以下の方法などが有効であると言われています。

この書籍は特に性欲にフォーカスしたものですが、別の欲求にも流用できると思われます。

運動などの有益なストレス活動

最初の方法は身体に軽いストレスをかけることです。有益なストレスは快楽に対する脳の感受性をリセットしてくれるとのこと。

運動以外には断続的な絶食や冷水シャワーなども有益なストレスに含まれるそうです。

静謐で生きた環境を感じる

次に外に出て自然の中で過ごすことです。瞑想などをしてみるとさらに気を沈めるのに役立つとのこと。

他者との交流

他者と交流することも中毒状態の欲求を抑えることに役立ちます。

生き物は孤独になったり孤立すると、不安になったり鬱になったりします。反対に自分を統制してくれる誰かが側にいれば、自身の損傷は減ります。

人付き合いをするのであれば、特定の行動をする会合に出ると良いようです。ボランティア活動やサークル活動などはこれにあたります。

自己実現

最後に、クリエイティブな活動を行ったり、新しいことを探索し学習することも役立つようです。

特に持続的な満足を生む活動がいいとのこと。他者との絆を感じさせたり、長期的な目標に向けて行動できるようなものだと尚良いらしいです。

まとめ

食欲、性欲、睡眠欲の三大欲求に始まり、承認欲求や社会的欲求など、人間は沢山の欲求を有しています。これを最適化するには、自分の中で優先順位を設定し、心地の良いところまで落とし込んでいく作業が必須です。

特に中毒状態にある過度な欲求は排除しておきたいものです。



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