公開日 2020-09-25
最終更新日 2022-05-01
医療費控除とは
医療費控除とは、1年間で使用した医療費を課税所得から控除することが出来る制度です。この控除を活用することで所得税として支払う税金を減らすことが出来ます。
この制度を利用する際には、2つ注意点があります。
- 医療費控除の明細書に詳細を記入する必要がある(領収書を5年間保管しておく必要がある)
- 確定申告を行う必要がある
という点です。
まず第一に、医療費の使用金額を把握するために領収書を保管しておく必要があります。(※なお平成29年から医療費控除の手続きが変更されました。)平成29年までは領収書を確定申告の際に提示する必要があったのですが、現在は提出書類の簡略化が促進されているため、領収書の提示から明細書の提出に変更されました。これが無ければ控除を受けることが出来ないので、必ず保管しておくようにしましょう。
次に、確定申告を自身で行う必要があります。確定申告する際には、領収書以外にも会社が年末調整で作成する源泉徴収票が必要になるので、源泉徴収票もしっかり保管しておきましょう。
医療費控除はいくらから使える?
医療費控除は10万円以上から使用できるとよく言われていますが、厳密には異なります。
医療費控除の対象となる金額は、以下の2つの計算式の金額が小さい方です。
- 10万円
- 課税所得金額の5%
つまり、
- 課税所得が200万円以上の人は10万円
- 課税所得が200万円以下の人は課税所得の5%(例、課税所得が120万円の人は120万×5%=6万円)
となります。
医療費がこの金額を超過した際は、医療費控除を活用できます。年収の多寡に応じて変化するので、自身が該当する方を把握しておきましょう。
医療費控除の対象になる費用
医療費控除の対象になる費用として、「診療代」「処方箋代」を想像されると思います。しかし、これ以外にも医療費として計上できる費用があります。
その費用には
- 市販の風邪薬など
- 医療を受けるために使用した交通費
- レーシック手術代
- 温泉療養を医師から勧められた際の温泉代、交通費
など、意外なものも含まれています。気になった方は、国税庁のHPに詳しいことが掲載されているのでそちらをご覧ください。
今回のおさらい
- 医療費控除を活用して税金を減らそう
- 自分が控除できる金額を把握しよう
- 以外な費用も医療費として計上できる
↑(投稿情報などをつぶやきます)
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