たばこ株・石油株が大幅下落
FOMCの0.75%の利上げ決定から2日経ち、米国市場は全体的に下落傾向にあります。
経験的には、FOMC当日よりも翌日・翌々日の方が上がり幅・下がり幅が大きくなることが多いのですが、今回もその例に漏れないようです。
さて、私が目をつけている高配当銘柄群の中では、特にたばこ株と石油株の下落が際立っています。
たばこ株は
- PM…▲4.18%
- MO…▲3.67%
- BTI…▲5.84%
の下落、石油株は
- XOM…▲5.32%
- SHEL…▲8.08%
- CVX…▲6.53%
- BP…▲8.80%
もの下落。
特に英国に本社を構えるBTI・SHEL・BPの下落幅が大きいです。
たばこ株下落の要因は不明

たばこ株に関してはセクター固有の悪材料が見受けられないため、おそらく市場全体が売られたことによる連れ安だと思われます。
3銘柄の配当利回りはPMが5%以上、BTIに関しては7%以上、MOに至っては9%以上と、流石に高すぎ(=売られ過ぎ)なように見えています。
配当利回りだけではなく、企業業績を考慮しても、現在の株価は結構割安感が出てきたように思っています。
石油株下落の要因はオイル価格の下落

石油株に関しては、オイル価格の大幅な下落に伴って、収益の圧迫が懸念されていることが要因でしょう。
オイル価格がこのまま下がり続けるのか、はたまた反転して再び上昇に転じるかはわかりませんが、今回の下落が一つの節目であることに変わりはないと思われます。
良くも悪くも同セクターはコモディティ価格に業績・株価が左右されるため、ここぞというタイミングで買い付けていきたいですね。
英国株下落の要因は財政悪化の懸念

そしてたばこ・石油セクターの中でも英国に本社を構える銘柄が特に下げているのは、新政権の大規模減税・国債発行政策による財政悪化の懸念が要因となっているようです。
どことなくアベノミクスを髣髴とさせる政策ですね。企業収益性が改善され、市場に出回る資金が増えるということで、経済にとってはプラスに働く政策なのですが、如何せん歳入が減少し借金が増えるため、国家財政の悪化は免れません。
今回の通貨・債券・株価の値動きを見る限り、米国市場からはマイナスに捉えられているようです。
どう動くか
今回の株価推移を踏まえ、現時点では基本的に静観のスタンスで行くつもりです。
たばこ株・英国株に関しては追加購入しても良い水準ではあると思うのですが、まだ大幅下落初日であることを考えると、今後のことを踏まえてまだ動かなくても良いようにも見えます。あと、如何せんドル円が高いのもね…という感じです。少なくともドル配当金の再投資以上には動かないつもりです。
日銀が介入するも短期的には円高に触れたものの、長期的に見ると効果は一時的なもので終わりそうですし、当面は米国株には触れづらい期間が続きそうです。
私個人としては、今は日本株の中から高配当・増配銘柄を漁りつつ、現金比率を少し高めていこうと思います。
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