公開日 2020-11-19
最終更新日 2022-09-07
ムッヒョです。
今回は、高配当株・増配株投資をおすすめする理由を紹介させて頂きます。
そもそも高配当株、増配株とは
高配当株とは、その名の通り配当利回りが高い水準にある株式のことを指します。
利回り何%からが高配当なのか、正式な定義があるわけではないのですが、東証一部に上場している全銘柄の平均利回りがおよそ2.2%であることを考慮すると、配当利回りがこの数値を超えていれば高配当株といっても良いかもしれません。
私個人の体感としては、税引き前配当利回りが3.75%を超えているものが高配当株かな、って思っています。
というのも、この利回りならば税引き後配当利回りが3%を超えるからです。
有名な高配当株としては、JTなどがよく挙げられますね。
JTは現時点で、配当利回りが7.4%もあります。
増配株とは、これまたその名の通り配当金を増配し続けている株式のことを指します。
こちらも正式な定義があるわけではないのですが、個人の体感としては7年以上増配し続けているものが増配株かな、って思っています。
さらに、10年以上増配し続けている銘柄は、増配株の中でも特に強い増配株です。
というのも、10年以上増配し続けている銘柄は、リーマンショックを乗り越えて増配しているということだからです。
日本で有名な増配株としては、花王が挙げられます。
花王は日本で最も増配を続けている企業で、31期連続増配を達成しています。
ちなみに、株主還元に熱心なアメリカでは、50年以上増配を続けている「配当王」という銘柄が30社前後あります。
株主第一主義と呼ばれているのは伊達ではありませんね。
近年は日本の企業にも、株主還元を重視する企業がちらほらと出てきています。
多くの企業がこの流れに乗っていってほしいですね。
なぜ成長株・インデックスでなく、高配当株・増配株をオススメするのか
答えは非常にシンプルで、心理的に続けやすいからです。
配当株投資は、成長株投資・インデックス投資と比べたとき、効率が悪いと言われがちです。
確かに配当株投資は、成長株投資と比較すると期待できる利回りは低いですし、インデックス投資と比較すると配当金を再投資する場合に税金面で不利に働きます。
しかしそれ以上に、心理的に続けやすいという利点があります。
配当株投資が成長株投資やインデックス投資と異なる最大の点は、
自動的に、配当という形で利益が確定されるという点です。
これにより、
- 出口戦略(売却するタイミング)を考える必要がなくなる
- モチベーションを保ちやすくなる
という効果が得られます。
利点1、出口戦略(売却するタイミング)を考える必要が無い
常に投資のことを考えていられる専業投資家ならいざ知らず、多くの方は、投資以外にも考えることが多くある兼業投資家でしょう。
兼業投資家の場合、可能な限り手のかからない投資手法が好ましいと思われます。
基本的に投資は、購入して終わりではなく、購入して売却するまでがセットとなっています。
案外、この売却のタイミングというのが難しいものです。
しかし配当株投資は、一度購入してしまえば、後は保有し続ければそれで良いのです。
利点2、モチベーションを保ちやすい
上述したとおり、インデックス投資の方が配当金を再投資する場合は税金面は有利に働きます。
しかし、なにも配当金は必ず再投資しなければいけないわけではありません。
配当金を得るということは、キャッシュフローが増加するということです。
キャッシュフローが増加するということは、自由に使うことが出来るお金が増えるということです。
配当金は日々の潤いのために使ってしまっても良いのです。
このような経験は精神面に大きくプラスに影響し、投資を継続させるモチベーションとなるでしょう。
投資はあくまで手段なわけで
身も蓋もありませんが、結局のところそれぞれに合った投資手法があるでしょう。
しかし配当株投資は、心理的に続けやすく多くの方にとっつきやすい投資手法だと思います。
投資はあくまで手段であって目的ではありません。
人生を豊かにするための手段の一つです。
将来をよりよいものにしたい、というのも大切ですが、今をよりよく生きることも人生を豊かにする上では同じくらい大切なはずです。
このあたりのバランスは、個々人によって異なってくると思うので、心地よい塩梅を見つけるのが大事だと思います。
一度しかない人生なのですから、将来と同じくらい今も大切にして、悔いの無い人生を生きていきましょう。
これからの時代は資産運用も重要になっていくでしょう。このブログが皆様の株式投資の手助けになれば幸いです。
共にこの資本主義社会を生き抜いていきましょう!
Be better than yesterday with me !
人生を豊かにする上では、個人的にはミニマリズムの思想を取り入れることをオススメします。
↑(投稿情報などをつぶやきます)
※投資は自己責任でお願いします。当ブログは利益を保証するものではございません。
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