【タバコ株に投資する理由】アルトリア・グループ(NYSE:MO)が3.5%の増配を発表。【52年連続増配】

外国株

公開日 2021-09-02
最終更新日 2022-08-31

保有銘柄の一つであるアルトリア・グループ(NYSE:MO)の決算において、3.5%の増配が発表されました。

配当金が入金されるとき、増配が発表されるときは相も変わらず心が躍ります。なお自分は、タバコそのものは嫌いですがタバコ株は好きです。うーんジレンマ。



タバコ株に投資する際の注意点を軽くおさらい

タバコ産業は成長性が低く設備投資がほとんど必要無いため、営業CFの多くを配当金という形で株主に還元しています。それ故に配当利回りが非常に高く、インカム投資家としてはとても魅力を感じるセクターなのですが、いかんせん衰退産業の代名詞でもあります。

やっぱり煙草の販売本数は下落傾向

SBI証券 米国株式One Pager 参照

同社のブランドであるマルボロを含め、煙草の販売本数は年々減少しています。これによる収益の低下をタバコの値上げによりカバーしているのが現状です。

タバコによる健康被害のリスクは世界中でも取り立たされているため、健康志向の現代において新規の消費者が増えづらいことや、値上げによって既存消費者が離れていってしまうことが販売本数の低下に繋がっています。



FDAによる規制リスク

タバコ産業にはFDA(アメリカ食品医薬品局)の規制リスクが常に付き纏います。直近では今年2021年の4月に、FDAがメンソールたばこ・メンソールを含む風味つきの葉巻を2022年中に禁止するための措置を取っていると発表しています。

ちなみに、2018年に米国内で販売されたタバコのうち、メンソール風味のタバコは全体の3分の1以上を占めていたため、この規制が実現した暁には、タバコ産業は大きな打撃を受けるでしょう。



そうは言いつつ、リスク承知でポートフォリオに組み込んでおきたい

お先真っ暗に見えるこの業界ですが、一定数の需要が継続して存在していくと予想できること、現時点では値上げで売上を十分にカバーできていることを考えると、リスク承知で保有するのも選択肢の一つに入るのではないでしょうか。

加えて同社は紙巻タバコ以外にも、電子タバコやアルコール、大麻などの企業に投資を行なっています(見事に依存性の高いものばかりなのは少しばかり業が深いですね…)。それらのことを考慮すると、事業継続性自体はあまり懸念しなくても良いかなと現時点では思っています。

自分が同銘柄を購入した時は、利回りが9%程度ありましたが、近年当該銘柄の株価はするすると上昇し、直近の配当利回りは7.1%まで下落しています。しかしながら、それでも他の保有銘柄と比較しても十分高い利回り水準ではあります。

様々なリスクがあるものの、それらを承知でこの銘柄をポートフォリオの一定割合を超えないように組み込んでいこうと思います。個人的には40ドルを割り込むまで下落したら再び買い増しの対象にしようと思っています。



↑(投稿情報などをつぶやきます)

※投資は自己責任でお願いします。当ブログは利益を保証するものではございません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました