【F35】安定増配株のロッキード・マーチン(NYSE:LMT)を新規購入。競争優位性の高い資本財セクター銘柄【未来の高配当】

外国株

公開日 2021-08-30
最終更新日 2021-10-17

ムッヒョです。

今回は資本財セクターに属する航空機・宇宙船の開発製造会社ロッキード・マーチン(NYSE:LMT)についてです。

前回決算(7/26)後に3%程度株価が下落したタイミングで、同銘柄を新規で購入しました。



安定した成長と健全な財務基盤

時価総額が1000億ドル超の大型株です。過去には業績が落ち込んだ時期もありましたが、直近5年では売上高・利益・利益率全てが上昇傾向にあり、しっかり立て直しています。

配当利回りは2.9%と、S&P500の平均よりは高いものの、高配当とは言いづらい利回り水準です。しかし、平均増配率が10%前後のいわゆる増配株であるため、長期保有で優れたトータルリターンをもたらしてくれるかもしれません。配当性向も50%程度を推移しており、無理のない株主還元です。

同銘柄の株価は現在もコロナショック前の水準に戻りきっていませんが、業績自体は堅調に推移しているため、現状では割安に購入することができます。

米国政府・各国からの安定した受注

同社は米国最大の軍需主体の航空機メーカーであり、国別売上の75%前後を米国が占めています。

世界最大の軍事国として国防に力を入れざるを得ない米国、それゆえに米国政府からの安定した受注を見込めます。ただし現在、防衛費を削減しようとしている民主党に政権があるので、今後取引額が減少する可能性あります。

同社は他にも多数の国と取引を行なっており、日本も例外ではありません。例えば、日本は2018年に一機100億円を超えるF35をまとめて105機ほど購入しています。

↑こんな感じのやつ

実は日本政府の米国製兵器の購入先は、そのほとんどがロッキード社に集中しているため、ある種の寡占状態にあります。これは同社にとって非常に有利な状態です。

こうした状況下にある産業においては、えてして売り手側の価格決定力が高くなる傾向があるため、ロッキード社は価格を自由に設定することができ、日本政府は同社の言われるがままに金銭を支払うはめになります。無論、その資金源は日本国民の税金です。

まとめ

「堅調な業績に裏付けられる増配の継続」というシナリオが継続することに賭けられるのであれば、同銘柄は十分投資対象になり得るでしょう。

知的生命体が存在する限り、争いは必ず発生します。人間が人間であり国防の必要が存在する以上、同社は安定して収益を上げていくことでしょう。

戦闘機などは製造できる企業が少なく、売り手側の交渉力が高くなりがちなので、個人的には今後しばらく安定成長していくのではないかなぁ…と思っています。



↑(投稿情報などをつぶやきます)

※投資は自己責任でお願いします。当ブログは利益を保証するものではございません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました