公開日 2021-01-17
最終更新日 2021-04-06
ムッヒョです。
書籍を読むという行為は、多くの知識・含蓄を獲得することに繋がります。それ故に私は読書をとても有用なツールだと考えています。
その中でも、他者の人生を追体験し、言語化された思想を知ることが出来るような書籍を読むことは、自身の見聞を広め、人間的に豊かになる上で非常に有用だと言えるでしょう。
今回は、オードリー・タン著『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』をご紹介します。
『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』、不安定なこのご時世に是非読んでほしい一冊
本書は、35歳という異例の若さで台湾のデジタル担当政務委員(日本で言うところの閣僚)に登用されたオードリー・タン(唐鳳)初の自著です。
略歴を見ると、本書の著者が他に類を見ない人生を送っていることが分かります。
このような得難い人生経験が、著者の多様性や柔軟性に富んだ思考に大きな影響を与えてきたのかもしれませんね。
本書の簡単な概要
本書は、およそ3ヶ月間にわたって出版社がオードリー・タンに対してインタビューを続け、その内容をまとめたものであり、台湾でのコロナ感染拡大防止策を糸口に、AI・デジタルと社会の関係、その将来について綴られています。
著者は本書を通し、AI・デジタルを利用することで、社会をより良い方向に進めることが出来る(正確には、より良い方向を目指すためにAI・デジタルを活用する)と一貫して述べています。
現時点で既に台湾ではデジタルの活用が大きく進んでおり、インターネットを通じて国民の声を政策に反映させることが出来たり、国全体で5Gが普及し始めたりしているそうです。
本書籍での著者の主張を少し挙げてみると、
- 人間がAIに使われるという心配は杞憂である
- デジタル技術は「誰でも使える」ことが重要
- 「みんなのことを、みんなで助ける」精神が社会を変革させる
などがあります。
何故そのように考えるのか、それを実現させるにはどうすれば良いのか等も本書では述べられているので、是非一読してみてください。
まとめ
本書籍『オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』は、「異才オードリー・タンが、その想い・メッセージを語り尽くしている、非常に濃密な内容を有しており、読了することで自分の価値観・思想を再確認、或いは発見へと導いてくれる良書」という総括を持って、今回の紹介を終了させていただきます。
数多くの書籍を読むことで、数多くの視点を得ることが可能になります。そうして得た視点が、人生の厚みを増やしてくれることでしょう。
皆様の良き読書ライフを祈っております。
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