【2021年2Q決算】トリドールHD(3397)は通期見通しを上方修正。が、助成金ありきである点には注意。

日本株・J-REIT

「丸亀製麺」を筆頭に飲食店を全国展開しているトリドールHD(3397)が業績の上方修正を発表しました。

トリドールHDは株主優待が魅力的な銘柄で、筆者も丸亀製麺にはよくお世話になっています。



FY2022年2Q業績・通期業績見通しを上方修正

同社IRニュースより

助成金の計上を背景に第二四半期の業績・通期業績見通しを上方修正しました。

四半期純利益は

  • 業績予想と比較すると40→54億円と35%増
  • 前期第2四半期と比較すると△20.9→54億円と大幅な黒字転換

当期純利益は

  • 業績予想と比較すると15→27億円と80%増の予想
  • 前期と比較すると△54.6→27億円と黒字転換の予想

EPSと配当

2022年3月期 第2四半期決算短信より

通期予想EPSの26.78円に対して配当予想は現時点で未定ですが、前回と同様の4.5円仮定するならば、投資する上で最低限の指標となるEPS>一株配当は維持することが出来ています。

今回業績の上方修正を発表したものの、その内容は助成金の計上によるものであり、事業そのものが好転しているわけでは無いことに留意する必要があります。

外食産業はどこも厳しい状況に直面しているため、如何に早くこの状態を脱することが出来るかが今後の鍵となるでしょう。

そうは言いつつ、同社は助成金を抜きにしても黒字を計上することが出来ているので、その点は外食産業の企業の中では評価すべき点だと言えるでしょう。

株価の推移(3年間)

週足チャート Tradingview より

株価は右肩上がりの素晴らしいチャートをしています。

実は筆者は株価が1,000円くらいの時に購入するか迷って結局購入しませんでした。投資にタラレバはご法度ですが、今振り返ると惜しいことをしたなぁ…と思います。

ただ、個人的には現在の株価は少し過熱していて割高なように感じています。

同社の株主優待は魅力的であるものの、そこだけに目がいってしまい投資判断を行うのは悪手なので、気をつけていく必要があります。



↑(投稿情報などをつぶやきます)

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