【2021年2Q決算】サンマルクHD(3395)は通期見通しを下方修正。配当は据え置き予定。

日本株・J-REIT

「サンマルクカフェ」を筆頭とする複数の飲食ブランドを全国展開しているサンマルクHD(3395)が業績の下方修正を発表しました。

サンマルクHDはコロナ禍に際して減配を行なったものの、飲食業では珍しい自己資本比率が60%を超える財務優良な企業です。



FY2022年2Q業績・通期業績見通しを下方修正

同社IRニュース トピックスより

感染症拡大による諸々の悪影響を背景に第二四半期の業績・通期業績見通しを下方修正しました。

連結での四半期純利益は

  • 業績予想と比較すると6.95→△57.41億円と大幅な赤字転換
  • 前期第2四半期と比較すると△58.27→△57.41億円と微増も大幅赤字

当期純利益は

  • 業績予想と比較すると11.22→△45億円と大幅な赤字転換の予想
  • 前期と比較すると△80.6→△45億円と赤字縮小の予想

EPSと配当

2022年3月期 第2四半期決算短信より

配当予想の44円に対して通期予想EPSは△211円であり、EPS<一株配当の好ましくない状態です。

2020年には一株あたり62円→44円と30%近い減配を実施しましたが、今後更なる減配が実施される可能性が無いとは言い切れません。

同社は今なお自己資本比率が60%を超えている財務優良銘柄であり倒産の心配は比較的少ないと思われるものの、今後も赤字が続くようであれば倒産する可能性も十分にあります。

外食産業はどこも厳しい状況に直面しているため、如何に早くこの状態を脱することが出来るかが今後の鍵となるでしょう。

株価の推移(3年間)

週足チャート Tradingview より

右肩下がりのグラフであり、チャート的にはあまり魅力を感じられませんね。

そうは言いつつ、逆風真っ只中にある外食産業の中では、比較的安心感のある銘柄ではあると思います。

ある程度のリスク許容度があり、コロナ禍を切り抜けた後の復配による大幅増配とそれに伴う株価の上昇、というシナリオを信じることが出来るのであれば、今のうちに仕込んでおくのも選択肢の一つかもしれません。

1単元だけなら14〜5万円程度なので、失敗しても再起不能のダメージとまではいかないでしょう。



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